2025年01月14日

羽毛掛ふとんについて改めてお伝えしたい事

 1月ももう中旬ですね。先日、成人の日についての報道があり、皆様、それぞれ思う事を述べられておられました。その中でも、両親や周囲の方への感謝のお話を聞き、自分も改めて両親や色々な方への感謝を忘れないように心がけたいと思いました。成人の皆様 おめでとうございます。
 また、話は気温の事になりますが、今週の木曜、金曜日あたりは気温が下がるようです。温度差もあるとのことですので、皆様、体調を崩されない様おきをつけください。

 話は変わりますが、本日は、色々なお客様とのお話や実際に自分で体験してみて、羽毛掛布団について感じた事をお伝えしたいと思いますぴかぴか(新しい)

 1.羽毛掛布団は側生地の素材等によって着心地が違う事
 
  羽毛掛布団の側生地の素材は、綿やポリエステル、または、綿とポリエステルの混合、リヨセル等があります。比較的安価で、軽い着心地を望まれる場合は、ポリエステルやポリエステル混合の生地を選ばれるのも良いと思いますが、通気性や体へのフィット感等も重視される場合は、綿素材を主体にされると良いと思います。ちなみに、綿素材でも、使用する糸の細さにより、軽さや風合いは変わります。
  一例として、サテン生地でも、60、80、100のように色々あり、基本、数字が大きいほうが、軽く、しなやかな生地となります。

 2.キルト(羽毛入れ方)や詰め物量によって着心地が違う事

   同じ側生地や羽毛を使用しても、キルトや詰め物量によって、フィット感や感じる重さが違うと思います。立体キルトの場合は、二層式キルトに比べて、軽量に感じると思います。
  注意点は、詰め物量が少ないのも保温性が悪いですが、多くし過ぎると、ふくらみ過ぎてフィット感が悪くなり、保温性に影響します。また、立体キルトの場合は、羽毛を仕切るマチが低いと、体の中心に縫い目が来た場合、少し、外側の冷気を感じやすくなるかもしれません。
 
   二層式は、内側と外側の縫い目がずれており、細かいキルトの内側を大きなキルトの外側が蓋をする為、保温性とフィット感が良くなります。注意点は、生地を多く使用する為、人によっては、少し重く感じる場合があります。

  このように、縫い目や詰め物量によって、布団のフィット感が変わり、それが保温性や体感的な重さにも影響します。

  3,毛布等との組み合わせ方

  基本、羽毛布団は体温をとどめて、保温する仕組みです、その為、体と羽毛布団の間は、体温が伝わりやすい状態が望ましいと思います。一般的におすすめなのは、薄めで肌沿いが良く、吸湿性も良い、綿やウール、カシミヤ等の天然素材の薄めの毛布や、タオルケット、ガーゼケットです。暑がりな方は、通気性、吸湿性の良い、タオルケットやガーゼケットを挟んでみると良いと思います。

 そして、羽毛布団の上に毛布等を載せた場合は、温かい空気を逃さず、冷たい外気を遮るので、温かく感じます。注意点は、毛布を置く分体感的に重さを感じる事です。重さを感じたくない場合は、薄めでかつ、小さい物をご使用になられるのも良いと思います。身体の中心部分に置くだけでも違うと思います。逆に、重みを出したり、保温性を上げる場合は、大きくかぶせるのも方法かと思います。

 大きさや重さを考慮してお試し頂けますと幸いです。

 色々、お伝えしましたが、その他にも、ダウンの品質や加工方法によっても違いはございます。
 お客様が羽毛掛布団をご検討される場合は、お店で違いお聞きになり、お試しされながら、お選び頂くと、より失敗は少なくなるかと思います。当店ではお客様のご要望をお伺いしながら、おすすめの商品をご提案、お試し頂く事が出来ます。

 長文になりましたが、皆様の参考になれば、幸いです。
posted by 快眠工房 at 16:58| 日記